家族でプーケットへ旅行に行った
2024年夏、私たち家族はプーケットに旅行に行ってきました。
今回、家族でタイに行くというのは私にとってちょっとした思い入れがありました。
というのも学生時代、初めて行った海外旅行先がタイで、これが楽しすぎてすっかり海外旅行にハマってしまったからです。
料理は美味い、国民は明るく微笑んでいる、マイペンライの精神(どうにかなるさ、気にするな)、で来るものを拒まず、包み込んでくれるような温かさ。
いつか家族ができて子どもが生まれたら、みんなで行きたいな、そんなことを思っていたのです。
家族が乗り物酔いすることが判明
さて、実際に行ってどうだったのか。それはもう、試練の連続でした。
というのも、我が家のメンバー、今回の旅で、おそろしいくらいに乗り物酔いするということが判明したからです。
8月2日〜9日までおよそ1週間の計画でした。
プーケット周辺はコーラル島やピピ島など、サンゴ礁の美しい島が広がっているため、日帰りツアーで周遊しようと思っていたのですが、最初に行ったコーラル島の行きのフェリーで娘が船酔い。
途中島を巡ったバスみたいな乗り物で息子が車酔い。帰りのフェリーで妻が船酔い。
4人中3人が、どこかしらのタイミングで常に酔っているという、地獄絵図。
特に妻の乗り物酔いは昔からひどく、一度かかってしまうと寝るまで治らない。
次の日も引きずるレベルのため、翌日はこども2人を連れ一日中ホテル近くのビーチで海水浴へ…。
予定ではピピ島にも行く予定が、妻の「船に乗るのはもう絶対に嫌だ!」という天の一声で中止。
それなら「プーケット市内の見どころツアー」にしようかと、お寺、はちみつ工場、カシューナッツ工場、象さんに乗るツアー、などなどに申し込みましたが、行きのワゴンで娘と妻がやはり車酔い。
翌日は、案の定妻はダウンし、子ども2人を連れて海水浴へ…。
移動できず、ひたすら泳ぐ日々
起きている時間の大半を常夏の海で過ごすという、修行のようなハードスケジュール。
妻の希望はジャンセイロンでショッピング
一方、妻は妻で不完全燃焼。
今回の旅行では、乗り物酔いしているか、ベットで休養しているかの日々。楽しみにしていた象さんに乗れなかったことがかなり悲しかったようで、最終日は妻のやりたいことを実現させてあげようと夫婦で相談したところ、思い切り買い物をしたい!!という事になったのです。
「ママ昨日象さん乗れなくて悲しんでたでしょ。他の日も結構ベットで寝てたでしょ。だから今日はママはショッピングモールに買い物行きたいんだって。」
「えーっ。海行きたい。」
「海はさ、夕方行こうよ。午前中はみんなで買い物ね!」
というわけで、ホテルから徒歩15分ほどの、バングラ通り近くのジャンセイロンというショッピングモールに向かったのですが、ここでこども達が必死の抵抗を見せる。
まず表情が明らかにつまらなそう。
次に娘がお腹が痛くなる。10歩遅れて後ろからついてくる始末。(これが得意戦法)
ジャンセイロンに到着してからも、できる限りのつまらなそうな表情でアピールしてくるので、もうお手上げに。妻だけ残して、こども2人と再び海水浴へ。(どんだけ海行ってるのか)
子どもたちへ道徳を語りながら、複雑な気持ちになる
海に向かう道すがら、自分たちの主張を貫き通す子ども達に、説教を始めるわたし。
私:「今日は象に乗れなくて悲しそうにしてたママを楽しませてあげる事にしたんだよね。これまでママが君たちが楽しめるように、海について来てくれたり、ぞうさん乗っている時も具合悪いのに写真撮ってくれたりしてたよね。」
子:「うん。」
私:「その時のこと全部忘れちゃって、今日も海に行きたくて自分たちのやりたいことだけやろうとしているね。」
子:「うん。」
私:「ね。……(心の中では、ま、タイにいるんだから、泳ぎたいよねっ!そりゃそうだ!健全!!オッケー!!)」
というやりとりがありながら、THE海水浴inプーケットの旅は幕を閉じました。
と思ったら後日談が。
帰国後が本当の地獄の始まり
日本に帰国して2日後、息子と娘のお腹に異変が。
息子下痢&嘔吐。娘下痢&発熱。
「これは…?」
「なんでこども達だけ??」
心当たりはマンゴーシェイクの氷?でもちゃんとしたレストランみたいなところで飲んだはずよ。
フィリピンでもいっぱい飲んだけど平気だったのになー。
と思いながらも一向によくならず、息子脱水症状起こし、そのあと入院4日間。
退院の日、今度は私がもらい下痢&嘔吐を約1週間。
タイでさんざん乗り物酔いした妻だけは、移ることなく元気でいてくれた。
こうしてタイ滞在中の1週間、乗り物酔い。帰国してから1週間、吐き下し。
一体何にあたっちゃったのか…。あやしいのは以下の2つ。
特別な思い入れのあった家族でタイ旅行で思うこと
そんなこんなで雨季のタイのスコールのような激しく苦しい時間を過ごすことになったのです。
病み上がりの今でも、まだしばらくはタイの写真は見返したくないな。
子ども達にはタイのことを大好きになって欲しかったし、毎年恒例で長期の休みに行けたらいいなと思っていたけど、どうやらそうはいかないかもな。
と、いう気持ちになっていますが、そんなときこそマイペンライの精神を忘れずに!
タイよ、待っていてくれ。必ずまた行くからね!!!
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