『コーチング脳のつくり方』を読んでみた!前編〜未来を選び直す力と価値観ワーク〜

目次

🌱「もし、自分の人生をもっと自由にデザインできるとしたら?」

そんな問いかけから始まるのが、宮越大樹さんの 『コーチング脳のつくり方』

コーチングは、単なる「やる気アップ」や「効率化」の技術ではありません。
もっと根本的に、自分は何を大切にして生きていきたいのかどんな未来を選び直したいのか──そうした問いに向き合うための方法論だったのです。

読み進めながら、「これは単なる自己啓発ではなく、人生の地図を描き直すためのツールである」ことを感じました。そして、自分自身の経験や、これから挑戦しようとしている世界一周の旅とも自然につながっていく感覚がありました。

この本は「自分の未来をどう描くか」に悩んでいる人にとって、強力な伴走者になる一冊です。
学びが多かったので、この記事では 前編・後編の2部作 として整理していきます。!

まずは 第1部=コーチングの背景にある考え方 をご紹介します✍️✨

🌟 1. 未来はいつでも選び直せる

未来は望んだ通りになる」と信じると、過去や環境のせいにせず「これからどう生きたいか」に意識が向きます。

  • 今の「考え方」と「行動」が未来をつくる
  • それはいつでも選び直せる(=主体論)と考える
  • 「結末は決まっている」とする決定論では、変化は止まってしまう

👉 ゴールを描き、逆算して今を選び直す。
ソクラテスの「よりよく生きる道を探し続けることこそ最高の人生」という言葉を思い出しました。

質問💡:「 あなたが、今“選び直したい未来”は何ですか?」

🌟 2. 自分軸で生きる勇気

コーチングでは「自分軸」と「他人軸」の違いが強調されます。

他人軸:親や上司の期待、嫌われたくない気持ちに縛られる
自分軸:自分の心からの望みを出発点に生きる

本書では、人生の目的を 自己実現」と「社会貢献 と整理していました。
「自分を大切に生きること」が、結果的に周りを勇気づけることにつながるのです。

👉 私自身、「嫌われないように」と思いすぎて意見を飲み込むことがよくあります。
でもそれは他人軸。これからは「失敗を恐れず挑戦する勇気」を目的に掲げたいと感じました。

🌟 3. 価値観を見つけるワーク

自分の価値観を知るには、感情が動いたエピソードを思い出すのが近道です。
その補助として、本書に出てきたのが 85の価値観キーワード
この中から「自分が大切にしたいもの」を選ぶのです。

✅ 価値観リスト(85キーワード)

🛡️ 安心・安定系
安心/あるがまま/安定/快適/静けさ/バランス/平和

🚀 成長・挑戦系
ベスト/影響/刺激/スリル/促進/新しさ/学び/積み重ね/成長/達成/改善/飛躍/チャレンジ/発見/探究

💞 人間関係・つながり系
寛容/信頼/尊敬/共鳴/多様性/協力/共有/一体感/繋がり/愛/発揮/官能

🎨 自由・個性・創造系
自由/個性/ワクワク/一貫性/変化/楽しさ/受容/遊び心/没頭/クリエイティブ/オンリーワン/ユーモア/デザイン

自己実現・表現系
名誉/ステータス/美/華々しさ/理解/洗練/正直/専門/プライバシー/注目/効果/編集/伝統/継承

🤝 貢献・社会系
援助/感謝/努力/競争/公正/体系化/育成/貢献/調和/統合

🔥 行動・結果系
効率/シナジー/仕組み/コントロール/ポジティブ/卓越

🌟 私が選んだ価値観

実際にこのワークをやってみて、私が選んだのは👇

好奇心・ワクワク・遊び心・自由・変化・繋がり

やはり今「世界一周」に向けて準備していることもあり、自然と「広がり」「冒険」「自由」に関わる言葉ばかり選んでいました。言葉にしてみると、自分の価値観がはっきり見えてきます。

質問:💡 あなたなら、どの言葉に惹かれますか?

🌟 4. GROWモデルで未来を描く

未来を行動に変えるフレームワークが「 GROWモデル」。

  • G(Goal):目指す状態は?
  • R(Reality):現状はどう?
  • O(Options):どんな選択肢がある?
  • W(Will):具体的に何を始める?

👉 成功は直線ではなく曲線を描く。
最初からうまくいかなくても、失敗から学びを得ることで未来は開けるのです。

🌟 5. 心のブレーキは味方になる

未来に進もうとすると「心のブレーキ」がかかります。

大学時代、日本語教師を目指して予備校に通おうとしましたが、学費や家族の反対で諦めた経験があります。
そのときのブレーキは「経済的不安」や「未知への恐怖」でした。
でも本当は「挑戦したい」という気持ちが隠れていたのです。

👉 本書は「ブレーキを楽しむ」と教えてくれます。
ドキドキは前に進んでいる証拠。そう思うと、ブレーキも味方に変わります。

✍️ 前編まとめ

  • 人は未来をいつでも選び直せる
  • 自分軸が自己実現と社会貢献をつなげる
  • 85のキーワードから価値観を言葉にすることで軸が見える
  • GROWモデルは行動の地図になる
  • 心のブレーキは前進のサイン

コーチングの魅力は、ただ問題を解決するためのテクニックではなく、自分らしく生きるための土台を整えることにあると感じました。価値観を知り、未来を選び直し、心のブレーキさえ味方にできる──そう考えるだけで、人生の可能性が大きく広がっていくように思います。

🌱 コーチングは「変わりたい」と願うすべての人に、背中を押してくれる伴走者のような存在です。
私自身も、旅や日常の中でこの考え方を取り入れることで、一歩を踏み出す勇気をもらっています。

👉 次回【後編】では、実際にコーチングをどのように進めていくのか──
「幹となる13の質問」や「傾聴のスキル」 など、実践的な部分に迫っていきます!

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この記事を書いた人

小学生の2児の父。学生時代に東南アジアを旅したことがきっかけで、高校で15年ほど地理を教えています。地理学が生活に役立つことを発信してみようとブログを始めました。世界を旅しながら素材を集めてオリジナルの教科書を作ってみたいと思いつつ今日に至っています。

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