プロフィール

地理教師、41歳。世界に出て“教科書の外側”を歩いてきます

高校で地理を教えて17年になる、41歳の地理教師です。
2人の子どもの父でもあります。そして2026年4月から、1年間の世界一周ひとり旅に出ることを決めました。    このブログは、その準備の記録と、旅の途中で出会うリアルな世界を綴っていくための場所です。

旅に目覚めた学生時代、そして“現実”と向き合った教員生活

東南アジアをバックパックで旅した学生時代。知らない景色、出会う人、ちょっとしたトラブルさえも楽しくて、「もっと世界を見たい!」と思いました。その経験が、地理教師になったきっかけでもあります。

でも現実はなかなか厳しくて、部活に明け暮れる毎日。結婚し父親になり、コロナもあり、仕事と家庭の両立も難しく旅から遠ざかっていました。

毎日の授業で、高校生に地理を教えるのは面白いです。資料を読み込み、ICTを駆使して授業を工夫してきました。  しかし、あるとき、ふと思ったのです。

教えているこの世界、本当に自分の目で見たことある?

教えてきたことは、本当か? それを確かめに行く旅

地理の教材って、実は世界中がフィールドなんですよね。
だけど、教室の中だけで授業を完結させるうちに、どんどん自分の“世界”が狭まっていたことに気づきました。

だから、旅に出ます。テーマは、「教えてきたことが本当なのかを確かめに行く旅」。

文化や宗教、地形や経済──地理の教科書で語られてきたことを、自分の五感で確かめるための旅です。

無謀だけど、やってみたい。家族の「なんとかなるでしょ」に背中を押されて

家のローンは残り27年。妻は仕事を辞めたばかり。
旅の資金は300万円と決めました。
数字だけ見ると、かなり無謀な計画です。けれど、妻が「なんとかなるでしょ」と言ってくれました(たぶん根拠はない)。

でも、だからこそ始められたこのブログ。
準備の迷いも、出発までの焦りも、そして旅のハプニングも、すべて正直に書いていきます。

10ヶ月後、旅立てるのか。ここから、もう一度世界を広げていく
いまはまだ、出発の10ヶ月前。果たして本当に旅に出られるのか、現実に押し返されて断念するのか。

それでも今は、もう一度世界と向き合いたい、という気持ちでいっぱいです。

世界のリアルに触れながら、「地理」をもう一度、自分の中でアップデートしていく1年間。
その記録を、ここに残していきたいと思っています。