🌏【地理教師の世界一周】教科書を体験する365日ルートを考えてみた

こんにちは!私は高校で地理を教えている者です。
2025年4月から1年間、世界をぐるっと一周する旅に出ます。テーマはズバリ――

シブ

「教科書を体験する365日」

授業で教えてきた内容を、実際にこの目で見て、肌で感じて、リアルに記録していく。
そんな挑戦をしてみようと思い立ちました。この記事では、1年間でめぐる国々と体験内容を月ごとにまとめてみました。地理が好きな方、教師の方、旅好きの方にぜひ読んでいただきたいです。

<旅のルートの考え方 4つ>
①予算は300万円+α(これ以上は出せない)→そのため北欧、北アメリカ、オーストラリアはいったん断念してみた
②一番行きたい国は…ペルー、ボリビア。→そのため旅のクライマックスに置きました。
アジアはけっこう行ったことがある。→この中では慣れているので、最初に持ってきました。
④各国で地理の学習の柱となるテーマを設定→これぞ「教科書を体験する365日
それでは月ごとにご覧ください。

目次

🌸4月|【フィリピン・バングラデシュ・インド・ネパール】

  • フィリピン(セブ):語学留学で英語力アップ+コルディリェーラ棚田で農業地形を体験
  • バングラデシュ(ダッカ):急速に都市化するメガシティと水上交通を観察
  • インド(ヴァラナシ):ガンジス川での沐浴、ヒンドゥー教の世界観を現地で学ぶ
  • ネパール(カトマンズ):山岳地帯の暮らしと多宗教共存を体感

🏞️5月|【チベット・モンゴル】

  • チベット(ラサ):酸素の薄い高地での生活、僧院での瞑想体験
  • モンゴル(テレルジ):ゲル宿泊&遊牧民の生活から気候と暮らしの関係を学ぶ

🏠6月|【ウズベキスタン・トルクメニスタン・イラン・一時帰国】

  • ウズベキスタン:アラル海の干上がり問題を現地で調査
  • トルクメニスタン:「白い大理石の首都」を歩き国家の空間デザインを観察
  • イラン:伝統的なカナート(地下水路)と乾燥地農業を実地で学ぶ
  • 日本に一時帰国(1週間)

🏜️7月|【ヨルダン・イスラエル・ギリシャ】

  • ヨルダン(ペトラ遺跡・死海):塩湖の浮力・地形体験と自然現象の解説
  • イスラエル(エルサレム):三大宗教の聖地を巡り宗教地理を学ぶ
  • ギリシャ(サントリーニ島):地中海性気候下の農業と乾燥への工夫を観察

🍇8月|【ブルガリア・北マケドニア・アルバニア】

  • ブルガリア(ソフィア):ヨーグルト文化と自然環境との関係
  • 北マケドニア(オフリド湖):カルスト地形と透明度の高い湖の成り立ち
  • アルバニア(ティラナ):社会主義時代の都市景観と歴史的背景を現地で追う

🍁9月|【クロアチア・再び一時帰国(3週間)】

  • クロアチア(プリトヴィツェ湖群):石灰岩地形と滝・鍾乳洞の関係を体験
  • 日本に一時帰国(3週間)

🐫10月|【エジプト・エチオピア・ケニア】

  • エジプト(ナイル川・ピラミッド):「ナイルの賜物」と呼ばれる水資源と農業景観を観察
  • エチオピア:コーヒー誕生の地を訪問し、高地農業を学ぶ
  • ケニア:サファリとマサイ族の暮らしから自然と文化の共存を考える

🏔️11月|【タンザニア・ナミビア・マダガスカル】

  • タンザニア(キリマンジャロ):標高による植生の変化を徒歩で体験
  • ナミビア:ヒンバ族の乾燥地生活と近代化の影響をインタビュー
  • マダガスカル:固有種が生息するバオバブの森で生態系と文化を体感

🌶️12月|【メキシコ・グアテマラ】

  • メキシコ:マヤ・アステカ文明の遺跡と地理的背景を探る
  • グアテマラ:火山地帯での高地生活と自然災害の地理的要因を学ぶ

🌳1月|【エクアドル・ペルー】

  • エクアドル:赤道直下の自然環境と高地の気候帯を観察
  • ペルー(マチュピチュ):山岳地帯に築かれた古代都市の秘密を現地で学ぶ

🧂2月|【ボリビア・ブラジル】

  • ボリビア(ウユニ塩湖):塩湖の地形と高地気候を体験
  • ブラジル:リオの都市構造と社会格差を歩いて実感

❄️3月|【アルゼンチン・チリ・イースター島】

  • アルゼンチン(パタゴニア):氷河地形とステップ気候を観察
  • チリ:フィヨルドの氷河地形と国土構造を現地で学習
  • イースター島:モアイ像の立地と自然環境のつながりを学ぶ

🏁まとめ:1年間でめぐる国の数は…?

🌍なんと30カ国以上!
しかもそのどれもが「地理の教科書」で学んだ単元に直結しています。
このブログでは、これからこのルートに沿って、「体験型地理」の記事を発信していきます。
加えて、各国の学校を訪問してけん玉や将棋を教えながら出前授業をしようと思っています。
教師らしく、予習が大切!!ということで、出発前にできる限り、現地の情報を調べてみたいです。
それにしても世界は広い!わからないことばかりですが、それも含めて楽しみです。

それでは、また次回!

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この記事を書いた人

小学生の2児の父。学生時代に東南アジアを旅したことがきっかけで、高校で15年ほど地理を教えています。地理学が生活に役立つことを発信してみようとブログを始めました。世界を旅しながら素材を集めてオリジナルの教科書を作ってみたいと思いつつ今日に至っています。

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